こんにちは!ゆ~です♪
オーストラリアのメルボルンに3年間滞在中は、カフェ等でバリスタとしてコーヒーを作っていました。
そしてカナダにワーホリで来てからもカフェでバリスタとして働いております。
2か国で働いてみて、オーストラリアとカナダのカフェ文化とコーヒーの種類を比べると、呼び方など違うところが多々あります。
そこで今回は、オーストラリアとカナダのカフェ文化とコーヒー(その他ドリンク)について比べていきます♪
Contents
カフェ・コーヒー文化 in オーストラリア
オーストラリアでは、エスプレッソマシーンで作られたコーヒーが一般的によく好まれています。
コーヒー、カフェ文化で有名なメルボルンにほぼ私はいたわけですが、
オーストラリア全体がカナダよりもコーヒーについての意識?こだわりが強いような気がします。個人的に感じたことですが。
オージーはみんな自分のコーヒーをカスタマイズした注文が多いです。
例えば、一つのコーヒーで、Small,3/4 Skim latte,2sugarとか笑
コーヒードリンクの種類も様々なので、仮にカフェで「コーヒーをください。」と注文したら、店員に「どのタイプのコーヒーがいいですか?」と聞かれると思います。
コーヒー豆も、産地や、どのようなプロセスが行われたか分かる、スペシャリティーコーヒー豆を使ってるカフェもたくさんあります。
エスプレッソベースのコーヒー
・エスプレッソ(Espresso)
別名ショートブラック、30mlほどの量になります
・ダブルエスプレッソ(Double Espresso)
エスプレッソの約2倍の量。別名ドピオ、ダブルエスプレッソ
・リストレット(Ristretto)
エスプレッソよりも量は少し減り、20mlくらいですがエスプレッソよりも濃いコーヒーになることが特徴的です。リストレットの倍はダブルリストレットと呼ばれます。
・ロングブラック (Long Black)
お湯を先にカップに入れて、エスプレッソを後から注ぎます。お湯で割ってあるので、エスプレッソだけよりも断然飲みやすいです。
エスプレッソ+少しのミルク
エスプレッソの苦みに、ほんの少しのスチームミルクを足してまろやかさも欲しいという方はこちら
・ピッコロ(Piccolo)
ホントに小さいカフェラテ。ピッコロラテとも呼びます。リストレットまたはエスプレッソにスチームミルクを小さなグラスorカップ上まで注ぎます。
・マキアート(Macchiato)
別名ショートマキアート。リストレットまたは、エスプレッソにほんの少しのスチームミルクを入れて、最後にスプーンですくったフォームをチョコんと載せるのがトラディショナルなマキアート。
・ロングマキアート (Long Macchiato)
マキアートを大きくしたのがロングマキアート。(笑) ダブルリストレットまたはダブルショットにマキアートよりも少し多めののスチームミルクをいれたもの。
*ピッコロ/マキアート/ロングマキアートなど、どれもエスプレッソの量はカフェにより、多少異なります。
エスプレッソ+多めのミルク
エスプレッソに多めのスチームミルクを足した、ミルクコーヒーが好きな人は、
・カプチーノ (Cappuccino)
・カフェラテ (Cafe latte)
・フラットホワイト (Flat white)
・モカ (Mocha)
などを注文します。スチームミルクのもこもこフォームの量が多い順は、
カプチーノ・モカ>ラテ>フラットホワイト
ちなみにオーストラリアで、上記タイプのミルクコーヒーを頼んだら、基本サイズは1ショットのエスプレッソにスチームミルクです。
ラテを店内で頼むと、ラテグラスで出てくる事が多く、カプチーノとフラットホワイトはコーヒーカップで出てきます。
カプチーノはチョコレートパウダーがミルクフォームの上にかかってる所が多いので、少し甘めなコーヒーです。
もっと甘めなコーヒーが好きな人には、エスプレッソとスチームされたチョコレートミルクのモカがおすすめです♡
その他のドリンク
・ベビチーノ (Babychinno)
名前がかわいいですよね?w名前の様に、小さい赤ちゃんや子供ようのドリンクです。小さなカップにスチームミルクの泡だけを入れて、最後にチョコレートパウダーをかけるのが一般的。
マシュマロもついてくる事も多々あり。ちなみにNZではフラッフィーと(ふわふわ)呼ぶらしいです。ネーミングセンスが愛らしい♡w
他にもカフェで子供には、ホットチョコレートが好まれます。
カフェでの注文の仕方
オーストラリアのカフェはカウンターで注文して、店内ならテーブルまで運んでくれますし。
カフェでコーヒーだけでもテーブルサービスで、注文はもちろんコーヒーも運んでくれるところが多いです。
テーブルで注文した場合、ビル(会計表)は届かず、最後のお会計はレジにいってどの席に座っていたか伝えて済ませる事が多かったです。
カウンターで注文の際に聞かれるのが、
Take away(持ち帰り)または、Have here?(店内)か聞かれます。
スタバ等ではない限り、基本砂糖やミルクなど揃えてあるスポットがカフェにはありません。ですので、持ち帰りコーヒー注文の場合は、砂糖も入れてくれます。
例えば、ロングブラックにダッシュオブミルク(少しのミルク)と注文すれば、コーヒーに入れてくれるか、用意してくれます。
店内でコーヒーを飲む場合は、砂糖は各テーブルに置いてあることが一般的です。
店内でコーヒーなど飲み終わり、去る時は何もサインが無ければ、テーブルは片づけずそのままで大丈夫です。
カフェ・コーヒー文化 in カナダ
オーストラリアと同様に、エスプレッソマシーンで作られたコーヒーも一般的ですが、ドリップコーヒーがかなりどこにいってもあります。
朝食やブランチなどのできるレストランではドリップコーヒーが無料でRefill(おかわり)できるのが当たり前です。
オーストラリアとは逆に、「コーヒーください」と注文するお客さんが多いです。この場合はドリップコーヒーの事を言ってる人がほとんどです。
そしてカナダでは、エスプレッソマシーンで作られたコーヒーは、
どのサイズでもエスプレッソが2ショット、つまりダブルエスプレッソ入っているところが多いようです。
コーヒードリンクの種類
・ドリップコーヒー(Batch Brew Coffee/Drip Coffee)
先ほどの述べたように、カナダのカフェ、レストランでどこでもあり一般的です。ドリップコーヒーは作成したら、保温ポットに入れておくだけなので注ぐだけ。
エスプレッソマシーンで作るコーヒーよりも安く、味も濃くないので、ミルクを足さなくても飲みやすいです。
もちろん、クリームやミルクを入れたい人もいますので、
店員は、Would you like room for cream?と聞き、Yesならクリームが後から足せるスペースを空けて、コーヒーをカップに注ぎます。
・カフェオレ(Cafe au lait)
カフェオレとカフェラテ、注文時に言い間違えそうですが(笑)
カフェラテはエスプレッソ使用ですが、カフェオレはカップにドリップコーヒー半分とスチームミルクを入れたもの。
(カフェによっては少し違いがあるかもです)
ドリップコーヒーなのでエスプレッソよりも断然薄く、ミルクの味がさらに引き立ちます。
値段もカフェラテより安いです。
カフェオレは他のコーヒーと比べあまり注文されないため、
カフェによっては、カフェオレ注文してもカフェラテが出てくることもありです。
エスプレッソベースのコーヒー
・エスプレッソ(Espresso)
こちらは言い方もオーストラリアろ変わらず同様です。ショートブラック、リストレットやドピオなどは今のところカナダで聞いた事がありません。
カナダでは、エスプレッソを注文しても、基本はダブルエスプレッソが出てくる事が一般的です。
・アメリカーノ(Americano)
オーストラリアでは、ロングブラックと呼びますが、カナダではアメリカーノ。
本来はアメリカーノは、先にエスプレッソをカップに入れてからお湯を注ぐらしいのですが、働いた職場ではロングブラックと変わらず、お湯の後にショットを入れてました。
・Quad
カタカナだとクアッドでしょうか?wこちらはショット数です。4ショット(エスプレッソが4ショット)の事です。カナダにきて、初めて聞きました。
エスプレッソ+少しのミルク
・マキアート(Macchiato)
ダブルエスプレッソ+スチームミルクを入れます。オーストラリアのマキアートよりも断然ミルクの量は多いです。
・コルタード (Cortardo)
ダブルエスプレッソとスチームミルクの対比が1:1または1:2くらいです。カナダ式のマキアートよりも、スチームミルクの量が多いです。
・アフリカーノ/ミスト(Africano/Misto )
アフリカーノや、アメリカーノミストと呼ばれます。エスプレッソにカップ半分お湯+カップ半分のスチームミルクが入っています。
エスプレッソ+多めのミルク
オーストラリア同様に下記3種類はカフェに行けば見かけますが、エスプレッソショット数、ミルクの量とカップサイズが違います。
・カプチーノ (Cappuccino)
基本サイズは、コーヒカップに(150~170ml程)2ショットと泡多めのスチームミルク。オーストラリアとは違い、チョコレートパウダーはかかっていません。
・ウェット/ドライ カプチーノ(Wet/Dry Cappuccino)
ウェットはミルクのフォーム(泡)少なめ。つまりラテと変わりません。ドライはフォーム多めです。
・カフェラテ (Cafe latte)
ラテは大きめコーヒーカップに2ショット+たっぷりのスチームミルクなので、カプチーノやフラットホワイトよりもコーヒーの味がまろやかになります。
・フラットホワイト (Flat white)
基本サイズはカプチーノのカップと同じで、2ショット+泡少なめのスチームミルクなので、その分カプチーノよりも、ミルクの量は少し多いです。
・モカ (Mocha)
2ショットのエスプレッソとチョコレートパウダー(シロップ)とミルク。コーヒーとチョコレートで甘すぎず、人気です。ラテカップと同様のサイズで出されるとこが多いです。
ということで、ミルクの量は:ラテ>フラットホワイト>カプチーノ
スチームミルクのもこもこフォームの量が多い順は、オーストラリアと変わらず
カプチーノ>ラテ>フラットホワイト
の順番ですが、あまりお客さんも3種類の違いが分かっていない人もいます。(笑)
最初にカナダで普通サイズのラテを頼んだ時は、ラテカップのサイズが大きすぎてビックリしました。
あれ、スモールサイズのラテ頼んだはずなのに?ってw これはオーストラリアのレギュラーサイズではないかとw
その他のドリンク
・スチームミルク(Steamed Milk)
カナダでは、ベビチーノが無い代わりに、子供や小さなお子さんはスチームミルクを頼む場合が多いです。ぬるめのスチームミルクにバニラシロップを足して甘くしたりします。
ホットチョコレートはオーストラリア同様にカナダでも一般的です。
・ロンドン フォグ (London Fog)
これはカナダにきて知り、好きになりました♡アールグレイの紅茶+スチームミルク+バニラシロップを混ぜたもの。甘くておいしいです。
日本でいうミルクティーですがバニラのフレーバーと、もこもこのスチームミルクが最高♪
・オレンジ・ペコ (orange pekoe)
本来はオレンジ・ペコとは茶葉のグレードの事を意味するらしいです。
ですが、カナダの人はオレンジペコ=ブラックティー、普通の紅茶の事を言っています。
初めて、カナダでカフェのお客さんにオレンジペコある?と聞かれた時は、オレンジティー?の事かと思いましたw オーストラリアでは一度も耳にした事はありませんでした。
・レモネード(Lemonade)
オーストラリアでは炭酸水にレモンと砂糖なのに対し、カナダではレモン+砂糖と水でした。
最初飲んだ時しゅわしゅわしてなくてレモン水じゃんと思いましたw
カフェでの注文の仕方
オーストラリアと比べ、カナダでは普通のコーヒーショップカフェでは、カウンターサービスがほぼ100%です。
注文の際に聞かれるのは、
For here/To stay(店内) or To go?(持ち帰り)
カウンターで注文後に呼ばれたら、店内持ち帰り問わず、コーヒーを自分で取りに行くことがほとんどです。
今の職場はカナダでは珍しく、コーヒーはカウンターで注文後、テーブルまで運びます。
カウンターの近くに、スタバのように砂糖やミルクなど全て揃えてある場所があるので、自分で取りに行きます。
オーストラリアとは逆に、カフェのテーブルに砂糖など置いてないんです。カナダのカフェでは基本セルフサービスのような印象を受けました。
店内でコーヒーを飲み終わったら、カップなどは指定されたトレイ等に置いて去ります。
カナダはチップ(tip)文化です。
しかし、レストランとは違い、カフェでチップは必ずしも出さなければいけない事はありません。
しかし、だいたいカウンターにチップ入れがあるので御釣りの小銭を入れたりします。カードでコーヒー1杯を買っても50セントほどtip代を支払っていたりします。
仮にカフェでチップを払わなくても、何か言われたりすることは無いのでご安心ください。
スポンサードサーチ
おわり
以上、経験を元に、オーストラリアとカナダのカフェ・コーヒー文化の違いについて比べてみました!
比べてみて、お客としてならオーストラリアスタイルのカフェの方がテーブルに運んでくれますし優しいですね。
働く側としては、カナダのカフェスタイルの方が、テーブルに運んだり、片づける手間が少し省けますね。
オーストラリアからカナダにきてカフェで働き始めましたが、知らないこともあり最初は戸惑ったこともありました。
しかし、カナダはカナダで楽しく、住めば都です。(笑)
私の様に、オーストラリアからカナダへワーホリで来た方へ少しの情報シェアになればと思います☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪